近所のレンタルビデオショップが旧作95円なので、しょっちゅう借りてます。
独断評でも、鑑賞の手引きになれば幸いです。

タイトル
情報
評価
A-C
コメント
スパニッシュプリズナー
米映画
A 会社に莫大な利益をもたらす発明をした数学者社員が詐欺のターゲットに。
巧妙としか言いようのない緻密なプロット。ただ、なんとなく先が読めてしまう。怪しいやつがやっぱり怪しいというか。もっといい映画にできそうな。やたらに日本人ジョークが。「世界中の記念物の前に日本人がいて、写真をとっている。」
共犯者
日本映画
B 務所帰りの日系ブラジルヤクザと飯屋店員女が、組織の雇った殺し屋と対決。
竹中直人の変なブラジル語、小泉今日子の暗い奥さん、内田裕也のfucking英語、漫画的演出。でも変なテイスト。とおもったら、きうちかずひろ監督で納得。絵に描いたようなB級映画。
ラストサマー
米映画
B- 最後の夏に羽目をはずす高校生男女4人が人を轢いてしまい、死体を海に。次の夏脅迫の手紙。
スクリームに似てると思ったら同じ脚本家だった。雰囲気はあるが、なんだか中途半端なホラー。最後、なんでこいつが主人公を襲ってるのかわからず巻き戻して判明。「店員のお勧め」に騙された。
パリ、テキサス
ヴィム・ベンダース監督
独映画
A 荒野で行き倒れた男。弟夫婦に引き取られていた息子と再会。別れた妻を探す旅。
現実と逃避、兄と弟、父と子、男と女、安住と旅、アメリカとヨーロッパ、一口では語れない象徴性の高いエピソードを、雄弁で美しいカメラとライクーダーのギターが紡いでいく。映画マニアにはたまらないんだろうなあ。ナターシャキンスキーが何とも美しい最後のシーンは、やっぱりドイツ的で、これがベルリンの天使の詩につながっていくのだろう。
バグダッドカフェ
独映画
AA アメリカ荒野のカフェ、生活に疲れていらつく女主人。太ったドイツ女の客が現れ、皆が心を開いていく。
まず、カメラ。色あせた昔のポスターの色彩の中で地平線が傾いている。次に音楽。ブルージーなテーマ(コーリングユー)が夕陽の頭をそっとなでる。バッハの平均率と太ったマリア。そして、人間。パンドラの箱の残りかすと、最後に希望。奇跡的な映画。
HANABI
日本映画
B 部下を失い退職した刑事が,ヤクザの借金取りに追われながら,死期の迫る妻と最後の旅。
間を取りすぎて退屈。タケシの絵をふんだんに使ったコラージュ的手法が面白いといえば。
シュリ
韓国映画
B 北朝鮮の工作員と韓国情報部員の凌ぎあい。
恋愛映画か何かだと思っていたが,ド迫力のスパイもの。冷戦終結後も局地に残る現実。ただし,友情とか許されぬ愛とかがとってつけたようで,類型的。
スクリーム3
米映画
B
前回の映画の事件を映画化した映画の撮影現場でまたも連続殺人という映画。
スターウォーズ,ダースベーダー,3作目。メタ言語パロディー。細部はくすぐられるが,全体は,さすがにパターン化。苦しい。それもよく分かっていて,最終作,ハッピーエンド。ラストシーンは俳句的で出色。
スクリーム2
米映画
A+
事件から2年後,大学生となった主人公のまわりで,また連続殺人。
シリーズ2作目に面白いのがないと自らをパロったり,思った通りビバヒルのトリ・スペリングが出てきたり,プロットも凝りに凝って,目を離せない。1作目から見るように。
スクリーム
米映画
A
田舎町の連続殺人。主人公の女子高生に魔の手が忍び寄る。
ホラー映画はあまり興味はないが,シリーズ3まで出て人気そうなので見てみた。残虐さそのものが売りではなく,あんまり怖くない。それより,ストーリーのテンポと,真犯人探し,散りばめられたパロディで飽きなかった。ビバリーヒルズネタが笑えた。(というか映画全体がビバヒルのパロディ?)
ラブレター
日本映画
岩井俊二監督
A 死んだ恋人の昔の住所に出した手紙に,来るはずのない返事が。
小樽,銭函がメイン舞台,美しい。小樽生まれであんなきれいな言葉を話すわけがないとか,室蘭生まれのクマさんがやはりいい味とか,北海道人ならではの楽しみ。恋人が死んで1年も経って,あんなに吹っ切れない女なんているのだろうか。男のロマンだな。骨格の物語は類型的だがむしろエピソードが効いてしみじみする。
でも今まで見た岩井俊二の映画ではスワロウテイルがダントツの第一。
ミッション・インポッシブル
米映画
C スパイ大作戦その後。裏切り者とされたスパイが誤解を解くため奮闘。
2を見る前にと借りた。全編アメコミ的。ご都合主義。高速TGV上でのアクションだけは新味。
ケイゾク映画
日本映画
B 15年前の海難事故関係者が遺児に招待された島で次々殺される。
正統的謎解きとオカルト。ケイゾクシリーズの歴史を凝縮した展開。全てにおいて,ヤリスギの感が。マニア映画になってしまった。カメラの色彩感はいけてる。もう全てやり尽くした,と思ったら第2シリーズの予告が。え?まだやるの。
ボーイ・ミーツ・ガール
監督:レオス・カラックス
1983/フランス
B 恋人に捨てられた若い男女が惹かれ合う。
「ベルリンの天使の歌」を想起した。もっと未熟な天使。全編モノクロで夜。センスは十分あるが、映画学校出たてっぽい感じと思ったら、22歳の作品だった。だったらすごい。
ジャンヌ
仏映画
リュク・ベッソン監督
B ご存じジャンヌダルクの生涯。
人間にグッと踏み込み、アップを多用する手慣れた手法。歴史的興味は満たしてくれる。当然宗教がらみなので、そこはちょっと退いてしまう。ニキータの中世版。
ゴースト・ドッグ
ジム・ジャームッシュ 監督
B 武道書「葉隠」を愛読する殺し屋ゴースト・ドッグとマフィア。
葉隠の解釈は日本人から見てちょっとピントはずれ。アイスクリーム屋や読書好きの少女との交流がいい。ジャームッシュは「ナイト・オン・プラネット」も良かった。とぼけた味と意味ありげなカメラ。
ベルリンの天使の詩
ドイツ映画

ヴィム・ベンダース監督
A 疲れた中年のような天使が,地上で人間として生きる決心をする。
写真というのは8割方そこに写っているものそのものの魅力だと思う。映画は時間という次元が追加されるので,ストーリーの魅力が大きな割合を占める。この映画はそのストーリーが背後に遠のき,美しい映像とハントケによるモノローグが延々と続く。
その言葉さえ,いかにもドイツ的に理が勝っているように思えて邪魔だった。ただカメラがあるだけ。モノクロもカラー画面も美しく多弁だ。素晴らしい写真集だ。
ダンシングヒーロー
オーストラリア映画
A 社交ダンス教室に通うぱっとしないスペイン系の女が,エリートダンサーの手ほどきで,美しく自信にあふれていき,エリートダンサーもダンス界の枠から自由になっていく。で,愛に目覚める。
シンデレラと王子様。王子様の苦悩と父親の悔恨が陰影を与えている。男女を入れ替えれば「シャルウィーダンス」になる。
雨上がる
日本映画
黒沢組
B 心優しい旅の剣術家にひょんなことから仕官の道が開けるが,その優しさが徒となる。
黒沢の遺稿をスタッフが映画化したもの。画面の色彩や構成,庶民を実は高いところから見下ろす脚本など,まさに黒沢映画だが,やはり,何かが決定的に欠けている。その欠けているものが黒沢の魅力の本質なのだろう。妻役の宮崎美子が救い。
ゴージャス
ジャッキーチェン
B 台湾の夢見る少女が海で拾った瓶に手紙,結局香港の金持ちとゴールイン。
全てがパターン化されたラブストーリー。でも格闘シーンはWho am I?よりいいし,ラストも爽やか。香港よりは台湾で暮らしたいなと思った。
Who am I ?
ジャッキーチェン
B 軍の特殊工作員が南アフリカでの裏作戦で記憶喪失になり,彼を消そうとする軍幹部,CIAと闘う。
もう,アフリカ原住民の変な群舞,科学者,女諜報部員など,徹底的にハリウッドB級映画そのもの。唯一,ジャッキーチェンのアクション。彼は格闘家ではなく,スタントマンなのだと思った。カンフーは彼にとってひとつの材料に過ぎないのか。
運動靴と赤い金魚
イラン映画
AA 貧しい家庭の小学生が,無くした妹の靴を得るべくマラソン大会に出る。
子供たちは健気で大人は厳しくも暖かい。思わず微笑んでしまうエピソードが積み重ねられる。
映像も音楽も素晴らしい。トランアンユンの映像も彷彿とさせる叙情性。特にマラソンシーンは鮮烈だ。そして,心に残るエピローグ。弱いなあ,こういう映画。
エリザベス
英映画
B エリザベス1世が即位し,恋心を捨て真の女王になる決意をするまで。
歴史劇なのか恋愛劇なのか中途半端。当時の王宮の雰囲気や,今の英議会と変わらない政務の様子などは興味深い。
グッドウィルハンティング
米映画
B 貧民街育ちで数学の天才ながら情緒不安定な青年が,悩める精神科医に心を開いていく。
こういう映画があること自体,アメリカの「才能」コンプレックスと,社会的緊張状態,そこからの逃避願望が見て取れる。心温まるが,浅くて類型的。
ブレアウィッチプロジェクト
米映画
B 魔女伝説を検証しに森へ入った3人の学生が次第にパニック。
手法としては斬新。映像のアイディアも才能あり。でも、西洋人なら子供の頃から染みついているだろう魔女の恐ろしさが僕らにはないから、本当の怖さは分からない。文化の違い。
シックスセンス
米映画
B 児童カウンセラーの男と、心に傷を持つ少年の交流。
ネタばれで詳しくかけないが、僕に言わせればギボ愛子らの世界観?評判が高いらしいけれど、それほどでも。
あの、夏の日
日本映画
大林宣彦監督
B 尾道シリーズ。ボケ(のふり)老人が暖める昔の悲恋と、気持ちのやさしい孫とのふれあい。
大林監督の作品は昔から好きだ。ベストは「廃市」だと思うが、尾道シリーズも風情があっていい。音楽も以前シューマンのノベレッテンが効果的に使われていたのを思い出すし、今回もジョスランの子守歌が懐古的でうっとり。でも、尾道の扱い方がひどく現実的で寂しかった。このシリーズも終わりなのかな。
君がいた夏
米映画
A すさんだ生活を送る元大リーガーが,少年時代に恋心を抱いた幼なじみのお姉さんの死を通じて立ち直る。ジョディ・フォスターがいい。質の高いノスタルジー。エドワード・ホッパーの世界を思い出す。
プロジェクトA
香港映画

B 香港水上警察隊員のジャッキーチェンが,海賊退治。ストーリーは紋切り型とはいえアクションのアイディアはさすが。どうもユーモアが笑えない。民族性か。
スタンド・バイ・ミー
米映画
A 悪童4人組が死体探しの旅に。そして子供時代が終わる。とても自然なスッとした映画。自分の少年時代に見たような風景、日差し、曇り空、さびた線路、が胸を打つ。子供は「未熟な大人」ではない。
メイド・イン・ホンコン
香港映画
B 悪人になりきれないチンピラと重病の少女の純愛と日常。昔のATGのような未熟な作りが退屈。でも若い。香港の裏路地がいい。
ゼニ学 悪女の決算編
日本映画
C 大学教授で詐欺師のヤクザ風男と、都知事顧問の悪女の対決。新社会人にまず読んでほしい漫画「ナニワ金融道」の作者が原作というので借りたが、久々にババを引いた。
「月下の恋」 HAUNTED
1995英映画
製作総指揮:コッポラ
監督:ルイス・ギルバート

AA たまたまTVで見て引きずり込まれた。幽霊譚。イギリス田園の古い屋敷。霊を否定する心理学者と奔放な娘の恋,その兄たちと,メイドの老婆。ネタ割れで書けないが,質の高い物語。何より映像が極めて美しく、空気感に満ちていた。素晴らしい映画。
39
日本映画
A 殺人事件の犯人が精神鑑定で2重人格とされるが。刑法39条への問題提起という社会性よりは,人間の情念が通奏低音として鳴っている。意味ありげなせりふ回しと不安な映像。「砂の器」のような回想シーン。法廷の対称性と人間の非対称性。
マーキュリーライジング
米映画
A 自閉症の少年が国家機密暗号を解いて追われ,それを単身救うFBI警官。ストーリーは暗号知識があるものにとって荒唐無稽だし,ハリウッド的ご都合主義。でも自閉症の少年とFBI男の心の触れあいとしてこの映画をみると,いい。ぐっと来る。
金融腐食列島 呪縛
日本映画
A 大銀行の危機に面して改革を実行するミドルエイジ軍団。総会屋との癒着や改革のあり方など社会的問題提起としてははステレオタイプだが、大人の童話としてならいい出来。
狼・男たちの挽歌・最終章
香港映画
A 失明寸前にさせてしまった女に想いを寄せる殺し屋とそれを追うアウトロー警官の友情。シリーズとは無関係。哀しくも熱い。脚本も俳優も絵もグッと来る。崩れ落ちる聖母。
デッド・オア・アライブ
日本映画
B 暴力警官と中国系ヤクザの果てしなき抗争。映画オタクの映画。語法のアイディア満載だが、せこくて寒い。
タイムトラベラー
映画
B 核戦争と誤解し、30年以上シェルターに潜っていた一家が現代へ。もっと世代ギャップを強調すればいいのに、何のことはない、古き良きアメリカを懐かしむ映画。
男たちの挽歌3
香港映画
B 南ベトナム陥落前夜、脱出する中国人一家とそれを助けるチョウユンファ対香港マフィア。3になって急に安っぽくなったと思ったら、スタッフが変わっていた。十年前のサイゴンの風景が見られるのだけが取り柄。
つきせぬ想い
香港映画
AA 妥協下手な作曲家が音楽社会と恋人に背を向け身を潜めた場末のアパートで、広東オペラ一家の娘に心を開かされる。音楽がいいし、アニタ・ユンが健気,かわいい。こんなに泣いたのは何年ぶり。くそー。でも爽やかだ。
男たちの挽歌2
香港映画
AA 堅気になったマフィアの元ボスに対し、新興ボスが会社乗っ取り、娘殺し、親友殺し。ついに元ボス発狂。元仲間が復習。前作から無理矢理パート2だが、深みを増し陰影が濃い。格好良い。泣かせる。最高。
フルモンティ
映画
B 英地方都市で失業し離婚された男がガキの親権確保資金のため男性ストリップを思いつく。フルモンティとはフルチンのこと。主人公よりも、プライドを捨てきれない元上司に味。ペーソス。
ラン・ローラ・ラン
映画
B やばい状況の恋人を助けるため、走る、ローラ、走る。手法としては新鮮だが、最後は読めてしまう。カメラはいい。
男たちの挽歌
香港映画
A 香港マフィアの顔役が堅気の弟のために更正。哀しい、熱い、格好いい。若干のご都合主義を超えて、人生の真実を感じる。
ケイゾク特別編ファントム
TVシリーズ
A 本編に比べるとそれぞれのキャラの特徴を意識しすぎか。でも独自の世界観があり面白い。映画版のレンタルが待ち遠しい。
トレイン・スポッティング
英映画
麻薬漬けの不良グループの日常と崩壊。若者に受けた映画らしいが、ちっともピンと来なかった。ストーリー映像とも見るべきものはなし。唯一スコットランドの風景。
のど自慢
日本映画
売れないドサ回り歌手が、営業に来た故郷でのど自慢に。見終わって不思議と何も残らない、さっぱりとした映画。でも、暖かい気持ちになれる。
マトリックス
米映画
A どうせSFXを見せたいだけのジュラシックパーク的映画かと思ったら,ブレードランナー的未来都市世界観あり,エイリアン的湿度感ありの面白映画だった。設定が強引だし,展開は多少とろいけど,続編がみたいと思わせる。
鮫肌男と桃尻女
日本映画
B 組の金を奪って逃走する男と純な女。未編集フィルムのような,寓意の積み重ね。説明されない愛と暴力。惹かれるものがある。バッファロー66を思い出した。
鉄道員(ポッポや)
高倉健主演
B 定年間際の不器用な駅長の追憶。北海道の冬の風景と,一両編成の電車,ラストの坂本龍一の音楽,大竹しのぶの存在感。これだけあれば,あとはいらない。北海道弁は難しいよね。
ビッグ・リボウスキ
米映画
A プータローの主人公が金持ちの誘拐事件に巻き込まれていく。ストーリーや社会性はどうでもいい。全編とぼけたユーモアと、人間として大事なもの。共感。アメリカの懐の深さ。
キューブ
加映画
とてつもない迷路と、古典劇のような人間性のぶつかり。でも、僕は閉所嫌い症のため、息苦しい。
ロック、ストック アンド トゥー スモーキング バレルズ
英映画
A 4人の若者がギャングを相手に。ジェフリー・アーチャー「百万ドルを取り返せ」の不良版。
イギリス工業都市下町的空気感と、とぼけたユーモアと、プロットの精密さ。面白いよ。
ドーベルマン
仏映画
C スカした悪党と狂気の警官。でも人物設定も曖昧で、何だかなー、って感じ。
ケイゾク(1)〜(4) AA コロンボと金田一とツインピークスを足したような刑事ドラマ。こんなすごいTVシリーズを知らなかったなんて。絶対お薦め。
正当派謎解きと思ってたら3巻目以降で腰を抜かした。
バンディッツ
ドイツ映画
A 女囚人がバンドを作って脱走道中。キャラクターが魅力的。音楽も最高。女は強い。
同時に借りた「ブラス」という映画が男の情けなさを露呈するB級映画だっただけに。
ラストシーンはとってつけたようで疑問。
スターウォーズ
エピソード1
B 新作でも95円セールをしてたので借りた。
このシリーズもアメコミ的になってきたという印象。最近は多少のCGでは驚かなくなってきた。
でも、単純にスカッとするのは間違いない。
豚の報い
監督:催洋一
C 沖縄を舞台にした寓意的ドラマ?
もひとつ象徴性がはっきりしない。何で豚なの?
沖縄弁は北海道のイントネーションと共通したものがあるなあ。
メリーに首ったけ
主演:キャメロン・ディアス
B 映画紹介雑誌で好評だったので借りた。ラブコメディー。
笑えるジョークは多いが、全編ご都合主義。
シクロ
監督:トラン・アン・ユン
ベトナム映画
ヴェネチア国際映画祭グランプリ
AAA 詩人ヤクザ:トニー・レオンが格好いい。
剃刀で切ったパパイアの滑らかに波打つ内部の、官能的な白さと怪しい複雑さ、に鼻血が落ちる。
ラストシーンで僕が根城にしたニューワールドホテルが出てきてビックリしました。
青いパパイアの香り
監督:トラン・アン・ユン
ベトナム映画
カンヌ国際映画祭
カメラドール新人監督賞
AA あっ小津だ、という感じ。ちょっと難解だけど美しくて深い。光と陰。
パリ郊外のセットだそうです。
恋する惑星
監督:王家衛
香港映画
AA 映画手法が気に入った。他の作品もいい。注目。
ただし、「ブエノスアイレス」はホモ映画だったので、ちょっとキモチが離れた。(映画としては円熟しているけれど)
フェイ・ウォンというキッチュな女優がアジアの歌姫だと知ったのはファイナルファンタジーの音楽を歌っていたから。
非情城市
監督:侯孝賢
台湾映画
AA 悲しい。しかも台湾の田舎臭さがたまらなくいい。
同監督初期の「川の流れに草は青々」とか「冬冬の夏休み」などは、古き正しき時代が日本にもあったんだなあ。でも、もろに小津だなあ。
「恋恋風塵」はある意味新宿っぽいな、椎名林檎だな、
とかすっかり台湾に憧れてしまった。
菊豆
監督:張芸謀
中国映画
A 脚本、映像とも重くて、さすが歴史の呪縛を感じる。暗い。
主演のコン・リーは、かたせ梨乃に似てる。
同監督の「秋菊の物語」は不思議な明るさがあって面白かった。