失踪日記2 アル中病棟

失踪日記2 アル中病棟
失踪日記2 アル中病棟
posted with amazlet at 13.12.23
吾妻ひでお
イースト・プレス

吾妻ひでおはシッコモーロー博士に度肝を抜かれてヤケ天に平伏し不条理日記で天才だと思った。
アルジャーノンも彼に教えてもらった。
しかし、その後どこか違う路線に走っていった頃から縁遠くなった。
読者は気まぐれなのだ。

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ガンジス河でバタフライ

ガンジス河でバタフライ (幻冬舎文庫)
たかの てるこ
幻冬舎
売り上げランキング: 22,921

ジツはだいぶ前に買っていて、ざっとななめ読みしてた。
その時は、初めてのバックパック旅行に舞い上がって旅自慢、交友自慢をしている女の子のエッセイか、ありがちありがち、と面白そうだけど途中で打っちゃっていた。(読者は上から目線なのだ)

それが、ラジオ番組のゲストとして登場した作者のトークを聞いて(PODCASTで)、そのキャラクターにぶっ飛んだ。もろにヤカマシイ大阪のおばちゃん(的)じゃないの。笑った。
彼女なら周りを巻き込んで、色んな出会いを引き寄せたろうなと納得できる。
それで改めて読み直した。

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開かせていただき光栄です―DILATED TO MEET YOU―

開かせていただき光栄です―DILATED TO MEET YOU― (ハヤカワ文庫 JA ミ 6-4)
皆川 博子
早川書房
売り上げランキング: 24,585

18世紀のロンドン。
外科医ダニエル・バートンの解剖教室で次々発見される屍体。
彼を慕う4人の愛弟子バートンズと、盲目の治安判事ジョンとの駆け引き。
そこに田舎出の文学青年ネイサンが辿る運命の糸が絡んでいく。

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丕緒の鳥 十二国記

丕緒の鳥 十二国記 (新潮文庫)
小野 不由美
新潮社 (2013-06-26)
売り上げランキング: 1,967

十二国記が装丁も新たに文庫再版され、人気のようだ。
たまに立ち読みして景王陽子の初勅の言葉を見るだけで、じわっと感動の涙が出てくる。

この「丕緒の鳥」は12年ぶりの新刊ということだ。
十二国記ファンとしてはもちろん読む。

メインストリームを補完するいくつかの外伝という体裁の短編集だ。
そして大きな特徴がある。

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シューマンの指 (2012マイ銅賞)

シューマンの指 (講談社文庫)
奥泉 光
講談社 (2012-10-16)
売り上げランキング: 103,523

読んでからずいぶん時がたったので、おぼろげな記憶だ

確か前半は、物語というよりシューマン論と言ってもいいほど精密な音楽評論になっている
こんなもの読んで、一般の読者がついてこれるだろうかと思った。
でも一冊読み終わってみれば、ミステリーとしても素晴らしく、賛否はあるものの、結末にいたる驚きの連続は読者の知性への挑戦として、素晴らしい出来ではあった

ただここでは、僕が感じたことを書いてみたい
それは「音楽評論」とは何かということだ

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完全なる証明

完全なる証明―100万ドルを拒否した天才数学者 (文春文庫)
マーシャ ガッセン
文藝春秋 (2012-04-10)
売り上げランキング: 36320

ポアンカレ予想を証明した天才数学者ペレルマンの評伝だ
ペレルマンの業績の一般向け解説書は何冊か読んだので、同様の書籍がまた出たのかと思った
ただ、“動的平衡“の福岡伸一が帯や解説で絶賛していたので、思わず買った

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卵をめぐる祖父の戦争

卵をめぐる祖父の戦争 (ハヤカワ文庫NV)
デイヴィッド ベニオフ
早川書房
売り上げランキング: 113051

近頃本屋さんが減っているという
それはネット販売隆盛のせいらしい

僕はネットもよく利用するけれど、本屋さんも好きだ
目的もなく散歩していて、ふと健気に咲いている花を発見するような
そんな出会いがあるから

この本も書店で何となく目に入ってきて、タイトルが気になった
解説などを読んでもモヒトツどんな傾向の本なのか分からなかった
主人公の祖父の戦争体験らしい
でも卵を探すってどうゆうこと?
ハヤカワ文庫だから、ミステリなのかな
でも文庫で900円だし、つまらなかったら・・・
など考えて結局購入には至らなかった

その後も、次に読む本を物色するたびに、下位ノミネートとして手にとってはまた棚に戻したりした
しかし、どうしても気になって、ある日思い切って買ってみた

失敗してもいいや、と覚悟を決めて

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2013年 読書記録

2013年 色々な世界を生きたい

冊数書名My評価
★五つ
コメント
12月
32
失踪日記2 アル中病棟
失踪日記2 アル中病棟
posted with amazlet at 13.12.23
吾妻ひでお
イースト・プレス
★★★★ レヴュー
31
ガンジス河でバタフライ (幻冬舎文庫)
たかの てるこ
幻冬舎
売り上げランキング: 22,921
★★★ レヴュー
30★★★★★ レヴュー
11月
29
丕緒の鳥 十二国記 (新潮文庫)
小野 不由美
新潮社 (2013-06-26)
売り上げランキング: 2,473
★★★★ レヴュー
10月
14-28
楊令伝 1 玄旗の章 (集英社文庫)
北方 謙三
集英社 (2011-06-28)
売り上げランキング: 148,390
★★★★ レヴュー
6月
12,13
時のみぞ知る(上): クリフトン年代記 第1部 (新潮文庫)
ジェフリー アーチャー
新潮社 (2013-04-27)
売り上げランキング: 972
★★★★久々にアーチャーらしいわくわくする物語が復活した。相変わらずのレトリックを駆使したユーモアも健在。
ただ、下巻の最後の方まで来て、え、これで終わってしまうの、とがっかりしたら、なんとこれはまだ第一部だった。
よく見ると表紙に小さく書いてある。
展開が楽しみだ。
5月
11
レクィエムの歴史 ---死と音楽との対話 (河出文庫)
井上 太郎
河出書房新社
売り上げランキング: 190,172
★★★★自分の葬式にはモーツアルトのレクイエムを流してほしい。
そう思って、自分にとってのベスト演奏を探してます。
もう10枚ぐらいは聞いてます。
一昔前はやはりベームの名演が好きでしたが、一度ピリオド奏法の音響の純粋さの洗礼を受けると、もう戻れません。
今のところコルボのがマイベストです。
網羅してるわけではないので、もっといいのがあるかもしれないです。
まだ時間はあると思うしね。

そして最近、音楽修辞学にも興味があります。
例えば、バッハの平均律1巻嬰ハ短調フーガのテーマ。
ド♯-シ♯-ミ-レ♯-
これは十字架を寝かせた姿。
音楽に隠された意味を知りたい。
パノフスキーが言う精神習慣が音楽の背景にもあったはず。

だから本屋の一角でこの本を発見したら、買うでしょ。今でしょ。
だって、この手の小難しい本は絶版にならないまでも、すぐに棚の海に沈んだり在庫がなくなったりするから。

レクイエムのテキストを丁寧に読み解き、グレゴリオ聖歌時代からの成り立ち、死と乙女、メメントモリなどの精神的な背景、カトリックとプロテスタントの差異(バッハの立場が面白かった)、フォーレ、ベルディに至る音楽やテキストの変遷、大変な労作です。
ただ、残念ながら、通読した限りでは、レクイエム辞典というか、誰がいつどういうレクイエムを書いたか、という網羅的な記述が殆どなので、もっと深いと部分での分析が読みたかったです。
それでも、これだけ多くの作曲者のレクイエムを収集していることに驚きました。

やはり、死を縁取るレクイエムは西欧文化の最重要なアイテムなんだなと思いました。
4月
10
週末バンコクでちょっと脱力 (朝日文庫)
下川裕治
朝日新聞出版 (2013-03-07)
売り上げランキング: 2,602
★★★
3月
9
パスカル・ドゥヴァイヨンの ピアノと仲良くなれるテクニック講座 訳:村田理夏子(単行本)
パスカル・ドゥヴァイヨン
音楽之友社
売り上げランキング: 14,300
★★★
8
怖い絵  死と乙女篇 (角川文庫)
中野 京子
角川書店(角川グループパブリッシング) (2012-08-25)
売り上げランキング: 6,036
★★★★
3-7
屍鬼〈1〉 (新潮文庫)
屍鬼〈1〉 (新潮文庫)
posted with amazlet at 13.03.09
小野 不由美
新潮社
売り上げランキング: 30,776
★★★十二国記と並んで作者の名声を高らしめる作品なので読んだ。
正直言って自分のメンタリティーには合わなかった。
ちっとも怖くも何ともないし、物語の根底にある死の哲学も陳腐に思えた。
ただ、読ませる力は半端じゃない。途中でやめることはできなかった。
2月
2
パスカル・ドゥヴァイヨンのショパン・エチュード作品10の作り方
パスカル ドゥヴァイヨン
音楽之友社
売り上げランキング: 33,382
★★★★ショパンエチュードのレッスンを、レシピに見立てて解説している。
ピアノ奏法には色んな考え方、流派があり、これが正解という奏法はない。
しかし底流となる音楽や身体的な基本は、一本共通する何かがあると思う。
だから一流のピアニストがフランクに自己開示していれば、読んでるだけで当然参考になる。
ショパンエチュードはピアノを学ぶ者にとっては避けて通れない難曲だ。
考えてみれば僕はまともに取り組んだものはないので、これをじっくり読んで、一曲ずつ制覇していきたいと思った。死ぬまでに。
それが夢だ。
1月
1★★★★小中高の算数がどのように現代数学の最先端につながっているかを解説している。
とても刺激的だ。
ただ、あまりにも題材を詰め込みすぎていて説明を端折る部分もあり、概念を拾いきれない面もあった。
自分の能力不足。

2011年 マイ読書界を振り返る

2011年はコミックも含め約60冊の本を読んだ。
毎年の目標は100冊なので、それは達成できなかったが、自分としてはよく読んだ方だと思う。
読みっぱなしも惜しいので、振り返ってみる。

書籍の一覧は右コラムの 2011年読書記録 を参照してください。

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