夏の果てに函館 4

マンボウの夢

朝、夢から眼をさますと、自分が巨大なマンボウに変わっているのを発見しました。

いや、はっと気づくと、服のままベッドの上に倒れていたのでした。
苦しそうに唸り声を上げているHを叩き起こし、すぐに出発です。
もう9時過ぎだから札幌に着くのは夕方、そんなにゆっくりもできません。
今日もいい天気だ。

まずは朝食。
せっかくなので、朝市に行ってみました。
函館駅からすぐの場所です。

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夏の果てに函館 3

夜毎の祝祭

ホテルは函館駅から5分のビジネスホテルです。安い分かなり年季が入っています。
バイク置場の地下駐車場まで案内してくれたフロントのおっちゃんが、自分もライダーだとカミングアウトしてきました。2代目のZZR1100を新車時から所有しているとか。ホテル業界なので、夏のシーズンにツーリングに行けないのが悩みとか。
ライダー仲間だし、駐車料金を負けてくれるかと思ったら、しっかり1台300円とられました。

シャワーを浴び、安着祝いの缶ビールを飲んで一息つきました。
さて、夕食に繰り出しますか。
Hはとにかくイカソーメンが食べたいと言い張ります。
フロントで先程のライダーおじさんに聞くと、近くにイカを食わせる飲み屋街があると言い、地図を書いてくれました。

まだ昼間の熱が冷めない道を、案内図に従って歩いていきます。
丁度いい気温です。そよ風がいい感じ。

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夏の果てに函館 2

赤い屋根

長万部から函館までの、ある種難関は、静狩峠です。
いえ、峠自体はたいしたことないのですが、必ずといっていいほど、公的権力発動可能な車両が待機しているのです。
たから、というわけではありませんが、法定速度を遵守して走っていたら、渋滞の先頭になってしまいました。
なんか、後続車が苛ついているのをヒシヒシと感じて、余りいい気持ちではありませんね。
結局、ツートンカラーの車はいませんでした。
ホッとして、アクセルを捻ろうとしたら、イター。

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夏の果てに函館 1

どこでしょう

多分、今年の夏の終わりだと思いました。
雨続きの後、夏のにおいが残る土曜、秋の気配の日曜、そんな予報でした。

だから、友人Hを誘ってツーリングに行ってきました。

行き先は?
一人ならストイックな道東に行こうと思っていました。
でも、Hも僕にも縁の地である、函館に決めました。

朝9時集合!

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夏は来ぬ

吹き抜け

今年の札幌は、土日になると天気が崩れるというパターンがずっと続いていました。
それだけが理由ではないけれど、バイクの初乗りができなかったのですよ。
一度、曇りの間を突いて、積丹へ遠征しようと試みましたが、札幌の中心部で雨に降られてしまいました。
行く先の、西の空を見遣ると暗雲が立ち込めています。
気持ちが折れて、引き返してしまいました。

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ラストラン2008

冬へのアプローチ

飲み会の楽しさと二日酔いの苦しさは反比例する。
だから今日は飲んだ量のわりにはすっきりと目が覚めた。
と思ったらもう10時過ぎだ。
窓の外を見ると、秋の日差しが眩しい。
え、この3連休は天気が悪いんじゃなかったっけ、とPCを開いてチェックすると今日だけは晴れるようだ。
だったら、最後に一走りしよう。

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山形行 3

恵みの朝

翌朝、深い眠りから覚める。7時前に共同キッチンに降りるとまだ誰も起き出していない。
冷蔵庫から卵を2個とり、コンロで目玉焼きを作る。食パンとバター、コーヒーとミルク。
手入れされた庭を眺めながら、豊かな気持ちで朝食を取る。

オーナーの兄さんが来た。色々話してみる。あのピアノは彼が弾くという。ジャンルはクラシック。おお。チャリダーでもあり、今年の夏も室蘭に上陸して、北海道を走ったという。感じのいい青年だ。後でネットを見ると、夜はオーナーや客がキッチンに集まり自然に宴会になることもあるらしい。
でも、ユース的な押しつけはない。客との距離感がいい。ニュージーランドの宿をモデルにしたという。イギリスのB&Bのような感じか。ヨーロッパの家庭的なホテルも、同じような雰囲気だった。
「ゲストハウス ミンタロハット」という。是非また利用して、話してみたいと思った。今回の旅の一番の収穫と行ってもいいかもしれない。

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山形行 2

ご無事で

5時起床、身繕いして6時に出発する。
一路山形へ向かっていると、雲行きがおかしくなってきた。あれ、今日からは晴れるはずなのに。
そのうち、本格的に降ってきたため、レインウェアを着込む。グローブも防水だし、予備も一つ持ってきた。
唯一の弱点は靴だ。町歩きを考えて普通のスニーカーだ。しかも今回出発間際にオーバーブーツを探したけれ見つからなかったので、まあいいやと持ってこなかったのだ。あれさえあれば雨対策は完璧だったのに。
仕方ないので、スーパーのレジ袋を靴下の上に履いてから靴を履くというスタイルで凌ぐことにした。
今までは靴ごとレジ袋で覆っていたが、風でめくれたり、ペダル操作や歩行で穴が開いたり、結局靴の中も濡れてしまい、あまり良くなかった。
バイク関係のメーリングリストで靴の中に履く方法が紹介されていたのを思い出して、やってみたのだ。
結果から言うと、この方法は非常にいい。お勧めだ。ソックスが乾いているということがいかに快適か、この靴防水問題の根幹であるかを痛感した次第である。

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山形行 1

予感

祝日がらみで明日から4日間の休みが取れそうだ。
天気もまあまあ。
よし、どこかにバイクで出かけよう。そう決めた。
今シーズンは休みになると天気が悪かったり、用事があったりと、あまりバイクに乗れていない。
夏休みには、行ったことのない山梨や長野などの内陸部と富士登山をからめて、ロングツーリングを計画した。しかし、読みの甘さというか、アバウトな性格というか、直前にフェリーの状況を見ると、休み前半の何日かはどの航路もバイク枠は満席だったのだ。というのは、お盆を外して次の週から休む予定にしたため、北海道ツーリングからの帰りのラッシュと見事に重なったようなのだ。そんなこと事前に分かりそうなモノなのに、ぼんやりしていた。
追い打ちをかけるように休み後半の彼の地の天候も崩れるようで、泣く泣く断念した。

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四国スパイラル(さよなら銀嶺号) 7 最終回

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歩き疲れて、マッサージチェアでワインを飲んだら、そりゃもうあなた、イチコロで沈没だ。
はっと目が覚めて時刻を確認すると、フェリーの時間には何とか間に合いそうだ。
7時40分、バイクに跨りフェリー乗り場へGo。今日もまあまあいい天気。

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