夏は来ぬ

吹き抜け

今年の札幌は、土日になると天気が崩れるというパターンがずっと続いていました。
それだけが理由ではないけれど、バイクの初乗りができなかったのですよ。
一度、曇りの間を突いて、積丹へ遠征しようと試みましたが、札幌の中心部で雨に降られてしまいました。
行く先の、西の空を見遣ると暗雲が立ち込めています。
気持ちが折れて、引き返してしまいました。

そのまま冷夏が続き、たまに近場を流すぐらいで、なかなか「初乗り」といえるほどのライディングのきっかけを掴めませんでした。

そんな日々、ようやく札幌の空が眉を開いた某日、大通ビアガーデンで旧知のグループとジョッキを傾けました。
そのメンバーにライダーが数人いて、彼らとバイクの話をしていたら、無性に遠乗りしたくなりました。

そこで、珍しく好天となった先の日曜日、プチツーリングを決行しました。

さあ、どこへ行こうか。
そうだ、支笏湖方面に行ってみよう。
昔むかしお気に入りで何度も行った、千歳川沿いの絶景ポイントがありました。
数年前もう一度行ってみたくなって探したのですが、記憶もあやふやで全然わかりませんでした。
それがこの冬、ふとグーグルアースでの調査を思い立ち、おそらくここではないかという場所を発見したのです。
だから、今日のテーマは「思い出の場所へ」。

この日、今迄の冷夏を取り戻すかのように、30度近い気温と強烈な日差しです。
日焼け止めを塗りたくって、出発です。

ところが、お盆がらみの夏休みをとる人が多いせいでしょう、国道36号線は大変な渋滞でした。
日光はじりじり照りつけ、車列は遅々として進みません。はるか前方まで続く車の群れが陽炎で揺れ、背中からどっと汗が噴き出しました。
ダメだこれは。
すぐに、もう一つ頭に浮かんだテーマに切り替えることとし、カーナビに入力してハンドルを切りました。

そのテーマは、「にんじんジュースを買いに」です。
昨年初めて飲んだ「にんじんジュース」がめちゃくちゃ美味しかったのです。
それは、「にんじん家族」というブランドの「にんじんまるごと詰めました。」というジュース。
これが、にんじんとは思えない自然な甘みでコクがあって、感動したのです。
それは浦臼で生産されていて、「道の駅つるぬま」で販売されているというので、昨秋バイクを飛ばして買いに行ったのです。

最近は通販でも手に入るようですが、たまたまこの日浦臼の鶴沼公園でお祭りがあり、実演販売をしているという情報を得ていたのです。

国道12号から275号とカーナビの導くままに北上します。
道もほどほどに空いており、久々のライディングにウキウキしました。
風が飛び去っていきます。
やっぱ、バイクは気持ちいいわ。

1時間半ほどで鶴沼公園につきました。
臨時駐車場に止めようとしたら、警備のおじさんが寄ってきました。
下が草地だから、バイクのスタンドを支えられないと思う。道の駅に止めて貰った方がいい。
確かにそうだ。
数百メートル先の道の駅にバイクを止め、公園に向かいます。

おお、やってるやってる。
「うらうす夏の味覚まつり」
広場の周りに出店が並び、ステージではイベント的なものをやっています。
手前の鶴沼では子供を乗せたジェットスキーが走り回り、歓声が上がっています。

地方の行事なのでさすがに殆どが地元的家族連れで、一人参加は僕ぐらいでした。
なので、ちょっと恥ずかしかったけれど、楽しむことにしました。

にんじん家族のブースはすぐに見つかりました。
おばあさんが二人で店番しています。
試飲させてもらうと、あの味。ちょー美味しい。
ついでに、紫にんじんの方も初めて飲んでみました。セイベル種のブドウも少し混ぜてあるらしく、濃厚かつさっぱりしていて、こちらも美味。
にんじん自体が紫色だそうで、それを作っているのはウチぐらいだよ、とお婆ちゃん。
各一本買います、というと、たどたどしく包装してくれました。
800円と1200円合わせて2000円。

にんじん家族

これで目的は果たしたので、一通りお店を見て回りました。
食べ物も豊富にあります。牛ステーキなど結構な高級品も。
小腹がすいたので、鳥もも300円を食べました。炭火でじっくり焼いてあり、ジューシーで大変美味しかったです。

芝生と炭の香り

また各ブース拝見。

北国浦臼でパパイアの栽培に成功したという神内ファームという農場。
一個1000円ぐらいしたので、どうせ食べきれないだろうし、購入断念。
台湾で飲んだパパイア牛乳を思い出しました。美味しかったな。
後で調べると「プロミス」の創業者が作った農場だそうです。
マンゴスチンも作ってほしいな。

自転車などリサイクル品を売っているのは、晩生内地区の人たち。
「晩生内」って読めますか。北海道の難読地名として有名ですね。
あ、知ってますか。じゃこれは?
「冬窓床」
参ったか。ははは。

そして、
トマト農家(北海道アグリマート)の店。
最近トマトの旨みに開眼し、ワインのアテにミニトマトばかり食べているので興味がありました。
トマトサイダーというのを試飲させてもらいました。
なんでもトマトジュースが50%も入っていて、それが珍しいそうです。
一口飲んで、ビックリしました。
濃厚なのに喉越しが爽やかで、腰を抜かすほど美味しかったのです。
550円だし、即購入。
ミニトマトで作ったというトマトジュース1000円も併せて買いました。
実が小さいので作るのが面倒だが、より甘くて濃厚だそうです。まだ飲んでないので感想はそのうち。

十分楽しんで帰路につきました。
楽しい初乗りでした。

ただ、後でネットを見ていてフト思ったことがあるのです。

最初のにんじんジュースは、消費税込みの値段だったんだろうか。あのお婆ちゃんたち、その辺良く分かっていなかったんではなかろうか。

そして、トマトのブースでは、製品の販売だけではなく一杯200円で売っていたな。ということはあのトマトサイダーは、試飲ではなかったのではなかろうか。

両方ともこちらが気がつかないので、押し切られたカッコウになったのかも。
杞憂かもしれませんが、もしそうだったとしたら土下座します。
これからも買い続けるし、ここでせいぜい宣伝しますので勘弁してください。

にんじんまるごと詰めました。紫にんじんまるごと詰めました。
北海道のあじわい便りトマトジュースミニトマトサイダー

夏は来ぬ” への2件のコメント

  1. 始めまして。
    浦臼町「にんじん家族」の今田厚子と申します。
    HPを見ていましたら偶然、とっても嬉しい情報を見つけました。
    その節は有難うございました。
    私ども、にんじん家族のメンバーはお祭りが大好き!
    元気なおばさん達と頑張っております。
    お時間がありましたら、私達のホームページをご覧いただければと思います。
    ヘタクソで恥かしいですが、「にんじん家族」で検索をしてみて下さい。
    今年も各イベントに参加を予定しています。
    また何処かでお目にかかる事があれば声をかけて下さい。
    浦臼町は今年ブームの坂本龍馬、縁の地でもあります。
    今月24日オープンの郷土史料館もご覧下さい。
    それでは、今後とも浦臼町「にんじん家族」を宜しくお願い致します。

  2. コメントありがとうございます
    販促活動も大変ですね

    にんじんジュースは、本当に心から美味しかったんです
    チョット高級品ですが
    友達中に推薦済みです
    ホームページも既にチェック済みですよ
    陰ながら、これからもずっと応援します!

    ここをご覧の皆様
    マジに、びっくりするぐらいの味です
    革新的なにんじんジュースですよ
    是非、体験してビックリしてみてくださいな

    浦臼町のムードもしっくり来ました
    ワイン好きなので笑

    郷土資料館オープンとの情報
    是非遊びに行きます
    イベントもね

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